春日市のオハナピアノ教室の諸岡あや子です!
今回ご紹介するのは先日、ご家族の転勤でオハナピアノ教室にご入会されたピアノ歴2年ほどのS君(小学2年生)です。
指先もしっかりしていて、教えたことがすぐにできちゃうとってもセンスのあるお子さんなんです。
ただ、S君はピアノはコツコツと日々練習をしなければ上手くならないということを把握できていなかったようで・・
先週のレッスンで教えた時は上手に弾いてたのに今週は弾けなくなっているの繰り返しでした。
せっかく前の先生にピアノを弾く力をつけてもらっているのに、このままじゃピアノが嫌いになってしまうかも!と私の中で警報が鳴り始めたある日。
レッスンにやってきたS君は開口一番「あんまり弾けないと思う。今日は(レッスン来る前に)練習する時間がなかったから。」
「大丈夫だよ~。他の日は練習してたんだよね?」とフォローをしたつもりの私‥
顔をみると、きょとんとしているS君。
もしや?!と「もしかして、いつもレッスンに来る日だけ練習してるのかな?」と聞いてみたら思いっきり頷かれてしまいました。
毎日とは言わずとも、1週間のうち数日は練習しているであろうと私は勝手に思い込んでいました。
後ろで見守るお母様が「ほらー、練習しなきゃって言ってたでしょ。」と苦笑いされておられました。
私はとっさに楽譜の空きスペースに月~日曜日を記入し丸を書き、
「1日5分からでいいから毎日練習してみて。練習した曜日にはこのシールを貼ってきてね。ピアノはちょっとずつでもいいから毎日練習した方がすっごく上手になるからね。」と、なんの変哲もないただの丸カラーシールを7枚渡しました。
最初は「毎日弾くの?!」と驚いていたS君でしたが、5分という短い時間でいいのかと理解してくれ、承諾して帰っていきました。
翌週レッスンに来たS君の楽譜にはびっちり丸シールが貼られており、「毎日練習したよ。でも5分じゃ足りなくてこの日は15分練習したよー。」とのこと。
さて、ピアノの方はといえば見違えるほどスラスラと弾けるようになっていました!
ニコニコしているS君に「弾けるようになってどうかな?」と聞くと「嬉しい!」と即答でした。
「練習した日を見える化することで、本人もやりやすかったみたいです。」とお母様。
それからは毎回、同じ方法でシールの色を変えて自宅での練習も頑張ってくれるようになりました。
あまりシールが貼られていない週はS君に理由を聞くと「さぼった(笑)」と正直に話してくれ、「じゃあ今日はしっかり練習しないとだね!」という私の言葉にも「うん」と素直に応じてレッスンを受けてくれます。
これからもこの調子でしっかり頑張って上手になっていこうね!