春日市のオハナピアノ教室。
講師の諸岡 あや子です。
Sくんのレッスンがスタートしてすぐに緊急事態宣言が発令され(*T^T)
リモートに切り替えてレッスンは行っていましたが、出だしからテンションが下がらないかとお母様とも心配していました。
が、、
最近は両手奏が大好きで宿題以外の曲でも両手でガンガン弾いています(笑)
はじめの頃から上手に弾いていましたが突然テンションがカクンと落ちたり・・
やはり集中力がまだまだ・・
だったのですが、気が付けば「ああ!もう次のお友達の時間だ」とバタバタになる位、ピアノの前に長時間座れるようになりました。
教えていないのに前に習った曲を移調して弾くこともできるようになっていて、更にピアノに興味津々な最近です。
★Sくんある日のレッスン★
ご挨拶のあと、靴下をそそくさと脱ぎはじめ、ピアノの部屋に隣接する和室へ直行。
ピアノに座る前にちょこっとリトミックがしたいのです。(靴下は滑らないように脱いでいます)
ご挨拶は長調(明るい感じ)と短調(悲しげな静かな感じ)を聴き分けてどちらかのポーズを取ります。
聴き分けができるSくんはご挨拶をしたら歩き出す気満々。
毎回、目をキラキラさせながら私がピアノを弾くのを待ち構えています。
ゴー&ストップで一通りリトミックのスタートを切ったあとは、その日に行うピアノレッスンにまつわるリトミックを行い、ピアノへ向かいます。
その日のテンションでリトミックの量や内容は変えていますが、ピアノに向かうとすぐに何か『両手』で弾きたいSくん。
最近ハマっている曲や宿題の曲をポロンポロンと弾きはじめるのが恒例です。
私が宿題の楽譜を開いているうちに弾きはじめてしまうSくんにお母様が
「Sくん!まだよ!」
と声をかけてくださいますが、私はSくんが弾いている曲を聴きながら声かけを変えるようにしています。
例えば‥
-宿題の曲なら
「聴いてるからそのまま弾いていいよ。」
と、その間に手の形・指の動き・姿勢・音色のチェック!
-宿題の曲ではない場合は
「わぁ、上手に弾けるね。なんの曲?」
「ねーねー(お姉ちゃん)が弾いてた!」
「そっかー。じゃあその曲、あとで聴きたいから練習してきた曲(宿題)を聴かせてくれるかな。その後もう1回今の曲を聴かせてくれるかな?」
そうするとSくんは
「わかった!」
と楽譜に目をやり宿題の曲を弾きはじめます。
好き勝手に弾くのではなく、「どうぞ」と言われてから弾き始めてほしいのですが、Sくんとって今は『ピアノが弾きたい』『音楽たのしい』という心を大切にした時期。
一通り宿題やその日の課題をこなしたSくんは更に目を輝かせ『もう弾いていい?』と言わんばかりにニヤリと笑い、また好きな曲を得意気に弾き始め、満足した顔で帰っていくのでした。
オハナピアノ教室(春日市)で保護者の皆様にお伝えしている“お家での声のかけ方”についてはまた別の機会にお話しますね。