今年の発表会ではとても綺麗な指の形で演奏してくれたGくん(3年生)は昨年とは見違える程、落ち着いてスラスラと弾け、表現力もばっちりの演奏でした!

↑妹さん想いの優しいGくん

Gくんは小学生になりYouTubeでみたストリートピアノに憧れてご入会されました。

習いはじめの頃は、弾きたい曲はあるのに指が思うように動かずもどかしい思いをしたことが何度も。

ご入会時、すでに小学生だったので気持ちに体(指)の動きがついていけず、とにかくがむしゃら(>д<*)
体中に力が入って逆にスムーズに弾けない、そんな日々でした。

そんなGくんを見ながら、今はGくんが私に心を開いてくれることを大切にしようと思いながらレッスンしていました。

初めての発表会を終えた時
「来年も出たい!楽しかった!」
というGくんの言葉を聞き、次(今年)の発表会に向けてより良くなるにはどう頑張ろうか話し合いをしました。

私は、
■指が動かないと弾きたい曲が弾けないこと
■お家での練習は必須であること
をお話しました。

初めての発表会を体験したGくんはそのことを悟ったようでそれからの1年間、指のストレッチやテクニックの練習も以前の様にため息をつくことなく頑張ってくれるようになりました。

今年の発表会の練習が始まり、順調に練習も進んだ本番1カ月前。
Gくんは綺麗に仕上がりかけた曲をものすごいスピードで弾いてきたのですが。。

音が乱暴になり、
間違えては止まる、、
力が入った体で弾くので指は上を向き、、、

なんで?!Σ( ̄ロ ̄lll)

Gくんになぜそんな弾き方をするのかたずねると、
『速く弾く=上手』
と思っていると話してくれました。

私は
「確かに上手い人は速く弾けるよね。でも止まらないし間違えないし聴いてる人にもどんな曲かきちんと判る様に弾いてると思うんだけど。」
と話してみましたがよくわからない様子。

そこで私がGくんの真似をして演奏してみると
「うるさい!」と両手で耳を塞ぎました。

「Gくんはこんな演奏でいいの?」
Gくんは首を横にふり。。

次のレッスンではまた前の様に少しゆっくりではあるけれど綺麗に弾けるスピードに戻り、そこから少しずつ速く弾く練習を再開。

おかげで発表会ではとても素敵な演奏を披露してくれたのですが、発表会後のアンケートには
『次の発表会ではどんな曲が弾きたいですか?』

『ワイルドな曲』
と書いていました(笑)

レッスンに来たGくんに聞けばやはり“もっと速く弾けるようになりたい”そう。

「じゃあテクニックの練習ももっとたくさんしなきゃね」
と伝えると
「うん!」
と素直に受け入れてくれた様子でした。

Gくんが目指す
『速く弾けるようになる』
『ワイルドな曲』
に向かって来年も一緒に取り組んでいきたいと思います♪

先日のレッスン時に、
同級生のお母様とGくんがバッタリ。
「Gくん、発表会すごく上手だったねー!」
とほめられていたので私が
「良かったやん(σ´∀`)σ」
とツンツンしてみたら照れくさそうに笑って頷いてました。

小さな喜びが大きな自信へとつながっていきますように♪

 

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